なかま通信

No.53  2017年10月31日号を発行しました!

 

今年6月に性犯罪を厳罰化する刑法の改定が参院本会議を通過しました。今回、法定刑の引き上げのみならず、被害者の告訴を必要とする「親告罪」規定が削除されるなどの改定が行われました。時代に即した改定とはいえ、1907年(明治40年)の制定以来110年ぶりです。この改定に至るまでの時間の長さは、性に関わる意識を変える困難さの現れでしょうか。

 

また、実際に被害者が声を上げやすくなったか、再犯予防たりえるのか、といった観点からみると、法律だけでなく社会の規範や意識の点でもまだ疑問が残ります。

 

5月に「詩織さん」という女性が名前も顔も公表して性被害を訴えました。加害者の逮捕が決まりながらも、直前に不起訴となったことをマスコミで明らかにしたのです。女性たちの声が司法に届かなかった時間の長さを思うと、今後の意識の深まりを願ってやみません。

 

今回の「なかま通信」では、「自己尊重感」を取り上げました。「自己尊重感」とは、一言でいうと「自分を大切に思う気持ち」ですが、「生きていく力」に繋がる大事な感覚です。

 

日本では自分を卑下することが美徳とされてきた時代が長く続きました。相談の現場で、「あなたはどうしたいのか」を問うたときに、考え込んでしまう人が多いように思います。自分を大切に生きる、正当な主張はOKなのだ、と発信していきたいと考えています。

(2017年10月31日)

 

 

 

 

 

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